講座 江戸東京の「衣・食」を学ぶ を開催しました(1月30日)
江戸東京たてもの園友の会では江戸東京の「衣・食・住」を学ぶ講座を企画し、第1回目の 講座 江戸東京の「食・住」を学ぶ を昨年12月に開催しました。
今回第2回目として 講座 江戸東京の「衣・食」を学ぶ を今年1月30日(日)に東京農工大学科学博物館にて開催しました。
参加者は全員で24名とこぢんまりとしたものでしたが、科学博物館の講堂をお借りできてパワーポイントを使うなど効率の良いわかりやすい講義となりました。
まず11時00分から10分間、小金井市商工会「黄金井の里」の千葉氏より小金井市の江戸東京野菜によるまちおこし事業についての簡潔な紹介がありました。
続いて江戸東京野菜コンシェルジュ協会の理事長の納所氏から江戸東京野菜について、大量生産大量消費の時代だからこそ環境に優しく地産地消で地域の食文化を守る江戸東京野菜が大事なのだというお話しがありました。
更に同協会の理事の松嶋氏からは江戸東京野菜42品目の内十数品目についてその特徴や美味しい調理の仕方など具体的なお話しがありました。
次に割烹「真澄」謹製による江戸東京野菜松花堂弁当という弁当を頂きました。
江戸東京野菜をふんだんに使った特注の弁当で、予め予約しておかなければ食べることの出来ない貴重な、まさに特注の弁当でした。ボリュームたっぷりでした。
午後は東京農工大学科学博物館の見学です。同博物館学芸員の飯野氏のお話の後、学生のお二人に一階・二階の展示を案内して貰い、更に絹織物については繭から絹糸を紡ぐ機械や絹糸から絹織物を織る織機をボランティアの方が動かして絹糸や絹織物を作る実演をしてくれました。予定していた1時間の見学があっという間に終ってしまいました。
東京農工大学科学博物館
歴史を感じさせる建物ですが,内部は改装されて使いやすい。
「黄金井の里」の千葉氏
江戸東京野菜によるまちおこし事業を紹介下さいました。
江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事長の納所氏
地場伝統野菜の重要性についてお話し下さいました。
江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事の松嶋氏
江戸東京野菜について具体的な調理法などお話し下さいました。
江戸東京野菜の紹介
江戸東京野菜はこの時期(1月末)種類が少なく,カボチャや唐辛子のみでちょっと寂しい。
割烹料理店「真澄」謹製の松花堂弁当
江戸東京野菜をふんだんに使い,カラフルです。味も素晴らしく美味しく頂きました。
科学博物館の見学で案内して下さる博物館のスタッフの方々
博物館のボランティアの方
繭から糸を取り出し紡ぐ機械説明の後,実際に動かしてくれました。
自動織機についての説明
絹糸から絹織物を織る織機、紡錘を使わずに水や空気のジェットで横糸を通すのだそうです。
スタチンを発見した遠藤章特別栄誉教授の記念室
ノーベル賞クラスの発見だそうです。